資格マニア
2008年09月10日
「いくら持っていても荷物にならない」と考え、阿修羅のごとく資格の取得に勤しんでいたのは大学時代のことであった。アロマテラピー検定、世界遺産検定、地理旅行検定…。毎週、毎週、資格試験の日程が眼前に迫り、日曜日は大いにこれに費やした。とりわけ、アロマテラピー検定などは女性受験者が9割以上で、会場は妖艶なる雰囲気に包まれる。最初は嬉々としている男性陣だが、いざ資格試験が始まると、どこからがアロマオイルの匂いで、どこまでが女性の香水の匂いなのか、その判断すらつかなくなる有様だ。世の中には、楽しい資格試験が色々とあるものだ。
資格は持っていると話の種になるし、引き出しの多さを見せ付けるには打ってつけのものだが、いざ実用となると難しい。それどころか、せっかく資格を取得したのに、企業面接で「なぜこのような資格を取得されたのですか。当社の業務とどのような関係が…」などと言われて、虚をつかれる。あるいは、資格した何十個もの資格を名刺に事細かに書き綴り、本人は喜色満面でいるのだが、名刺を受け取ったほうからは「何もできない何でも屋」とのレッテルを貼られたりもする。
「いくら持っても荷物にならない」のは事実であり、資格試験を受けて、資格を取得するという過程に、幾ばくかの楽しみが潜んでいることも事実である。しかし、相手と使いどころを選ばなければ、案外に諸刃の剣となりそうだ。
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カテゴリ: 日記
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